公文書管理の不正追及の軌跡
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小平市における公文書管理の問題——未作成・不存在、情報公開請求への不適切対応、改ざん疑い、個人情報漏えいのおそれ、保存期間1年未満での廃棄など——について、安竹洋平は継続的に追及してきました。令和7年度は全4回の定例会で、令和8年度も6月・9月定例会で、学校いじめ対策委員会の記録の欠落やスクールカウンセラー出勤簿の廃棄などを取り上げています。公文書等の管理は刑事罰の対象となる重大な法的責任を伴う職務であるとの認識のもと、公文書管理法や条例に基づく適正化を求めています。
タイムライン
Section titled “タイムライン”| 年月 | 出来事 |
|---|---|
| 令和7年6月 | 鷹の台駅前広場整備工事を中心に、CD-R交付やクラウド公開の非対応、公開決定通知書の交付方法の混乱、メールの適宜削除、職員私物カメラの写真が公文書とならない問題、協議書案等の保存期間1年未満での廃棄など10項目を追及 |
| 令和7年9月 | ときわ会の虐待通報文書の公開漏れから判明した保管場所の分離・フォルダー名未記載の問題、公文書の漏えい・改ざん防止策の不備、件名・作成日付のない公文書の存在、審議会の会議録公開遅延と掲載制限、全文書電子化保存の提案など14項目を追及 |
| 令和7年12月 | 保存年限1年未満の定めの欠如、私物使用の問題、公開文書の無償交付、電子決裁率の低迷、黒塗り作業、学校いじめ対策委員会の記録不存在・改ざん疑いなど13項目を追及。答弁から公用文書等毀棄罪や公文書偽造・変造罪といった刑事罰のリスクに直結する懸念も浮き彫りに |
| 令和8年3月 | 公文書管理規則の解釈、システム上のメモ等の公開実績、マスキング処理の原則、公開決定取消後の再決定期限、学校いじめ対策委員会の記録不存在・改ざん疑いの調査結果、個人情報漏えいのおそれへの対応など13項目を追及 |
| 令和8年6月 | 学校いじめ対策委員会の協議録の電子版と紙版の差異(いじめ認定の記述や加害児童名の有無)、協議録を重大事態調査が参照していなかった問題、記録が全校的にほぼ皆無だった実態、開示時期による受電記録・連絡帳の写しの差異を追及 |
| 令和8年9月 | 小平第十一小学校の事務引継書にある「記録ファイルを整備した」との記載と、実際に公開される記録(令和7年4月分から)の矛盾、スクールカウンセラー出勤簿の保存期間内での廃棄、相談内容に含まれる要配慮個人情報の共有について追及 |
市の公文書管理における問題点
Section titled “市の公文書管理における問題点”公文書の未作成・不存在
Section titled “公文書の未作成・不存在”市立学校のいじめ対策委員会において、1校で平成29年度から令和6年度まで記録が作成されておらず、令和4年度は花小金井小学校と学園東小学校以外の全校で会議録が不存在とされていました。また、障害者虐待通報に関しても、受付票が作成されていない、あるいは公開された公文書に見当たらない事例が複数確認されています。
情報公開請求への不適切対応
Section titled “情報公開請求への不適切対応”- CD-R交付の拒否: 電磁的記録で保存されているにもかかわらず紙で交付される実態
- 公開決定通知書の交付方法の混乱: 説明が二転三転し、主管課と指導課の責任の所在が不明確
- 公開決定の取消しと再決定の遅延: 保存年限経過文書も公開対象であることを市が見落とし、再決定まで5か月以上を要した
- 請求内容の確認不能: 申請者が後から請求内容を確認できないシステム上の問題
令和5年6月に個人情報開示請求で開示された花小金井小学校のいじめ対策委員会会議記録と、令和7年9月に公文書公開請求で公開された同記録の間に、様式・枚数・件名表記・校長印の有無・黒塗りと白塗りの使い分けなど明確な差異があり、公文書改ざんの疑いが指摘されています(調査中)。
個人情報漏えいのおそれ
Section titled “個人情報漏えいのおそれ”スクールカウンセラーに提出されたアンケートや児童の体罰アンケートには要配慮個人情報が含まれる可能性が極めて高いにもかかわらず、不存在・廃棄・持ち出し等の個人情報漏えいのおそれが複数回指摘されているにもかかわらず、個人情報保護法に基づく報告・調査・対応が適切に行われていません。
保存期間1年未満での廃棄
Section titled “保存期間1年未満での廃棄”- 協議書案や工事のひな型、添付メールなどが「意思決定に影響を与えないもの」として1年未満で廃棄
- 公文書管理規則上の「保存期間1年未満のものを除き」という条文の解釈が不適切で、1年未満の公文書について保存期間や満了時の措置の定めが存在しない
職員の私物使用と公文書としての扱い
Section titled “職員の私物使用と公文書としての扱い”- 職員の私物スマートフォンやカメラが業務利用され、申請・承認なしで使用
- 組織共有していない写真は公文書にならないとの解釈により、都合の悪い記録を残さない運用が可能に
議会での追及
Section titled “議会での追及”一般質問(令和7年6月)
Section titled “一般質問(令和7年6月)”CD-R交付やクラウド公開の非対応、公開決定通知書の交付方法の混乱、メールの適宜削除、職員私物カメラの写真の公文書扱い、協議書案等の保存期間1年未満廃棄など10項目を追及。
一般質問(令和7年9月)
Section titled “一般質問(令和7年9月)”ときわ会虐待通報文書の公開漏れ、漏えい・改ざん防止策の不備、件名・作成日付のない公文書、審議会の会議録公開遅延と掲載制限、全文書電子化保存の提案など14項目を追及。
一般質問(令和7年12月)
Section titled “一般質問(令和7年12月)”保存年限1年未満の定めの欠如、私物使用、公開文書の無償交付、電子決裁率、黒塗り作業、審議会会議録の掲載、学校いじめ対策委員会の記録不存在・改ざん疑いなど13項目を追及。答弁からは公用文書等毀棄罪や公文書偽造・変造罪といった刑事罰のリスクに直結する懸念も浮き彫りに。
一般質問(令和8年3月)
Section titled “一般質問(令和8年3月)”公文書管理規則の解釈、システム上のメモ等の公開実績、マスキング処理の原則、公開決定取消後の再決定期限、学校いじめ対策委員会の記録不存在・改ざん疑いの調査進捗、個人情報漏えいのおそれへの対応、不服審査請求の放置状況など13項目を追及。
一般質問(令和8年6月)
Section titled “一般質問(令和8年6月)”公文書改ざん疑いに関する新事実と、様々な問題について、学校いじめ対策委員会の記録がほぼ皆無だった件について、開示文書に見られる差異と新たな改ざん疑いについて
学校いじめ対策委員会の協議録について、同じ電子データ版であるはずの記録に1行の削除があること、紙媒体版と電子版でいじめ認定に関する記述や加害児童の名前の有無が異なることを追及。いじめ重大事態の調査に当たった市教育委員会のいじめ問題対策委員会が協議録を一切参照していなかったことも判明しました。あわせて、平成29年度から令和6年度まで記録が全校的にほぼ皆無だった実態、開示時期により受電記録の決裁印の有無や文面、連絡帳の写しのコメント・罫線の有無に差異がある事案を追及しました。
一般質問(令和8年9月)
Section titled “一般質問(令和8年9月)”いじめ対策委員会記録がほぼ皆無だった件に絡む矛盾について、スクールカウンセラー出勤簿の廃棄と守秘義務等について
小平第十一小学校の事務引継書に「いじめ対策会議記録ファイルを整備した」とあるのに、同小学校の記録は令和7年4月分からしか公開されていない矛盾を追及。あわせて、スクールカウンセラーの出勤簿が保存期間内に廃棄されていた問題(令和4年度分が小平第十一小学校と学園東小学校の2校で廃棄)を指摘。相談内容に含まれる要配慮個人情報が教職員に共有されていた件についても、守秘義務と個人情報保護の観点から問題があると指摘しました。
| 成果 | 時期 |
|---|---|
| 鷹の台駅前広場工事をめぐる公文書管理の不正を議会で明らかにした | 令和7年6月 |
| ときわ会虐待通報文書の公開漏れと保管場所の問題を指摘 | 令和7年9月 |
| 公開決定通知書の交付方法の混乱と主管課の責任を明確化させた | 令和7年6月 |
| 学校いじめ対策委員会の記録不存在の実態(ほぼ全校)を明らかにした | 令和8年3月 |
| 花小金井小学校の会議記録の改ざん疑いについて調査を開始させた | 令和8年3月 |
| CD-R希望時の紙交付問題、無償交付問題、注意書きの不適切な追記を指摘 | 令和7年6月〜12月 |
| 学校いじめ対策委員会の協議録の差異と、重大事態調査が協議録を参照していなかった問題を指摘 | 令和8年6月 |
| 開示時期による文書の差異(改ざん疑い)について新たな事実を指摘 | 令和8年6月 |
| スクールカウンセラー出勤簿が保存期間内に廃棄されていた問題を指摘し、教育委員会が校長への個別指導と全校への周知を行うとした | 令和8年9月 |
これらの成果の多くは、市民の方々からのご相談と、公文書の公開請求などを通じて、ともに取り組んできたことが土台になっています。
- 公文書管理規則の適正な解釈と運用 — 保存期間1年未満の文書についても保存期間と満了時の措置を定めること
- 情報公開請求への公正な対応 — CD-R・クラウドなど電磁的方法での交付の原則化、公開決定通知書の交付方法の統一、請求内容の確認手段の確保
- 学校文書の作成と保存の徹底 — いじめ対策委員会の会議録作成・保存の全学校的な徹底、定期的な確認ルーチンの確立
- 学校文書の保存期間の適正な運用 — スクールカウンセラー出勤簿など保存期間が定められた文書を、期間内に廃棄しないこと
- 重大事態調査での学校記録の確認 — 学校いじめ対策委員会の協議録など、調査の前提となる記録を確認しないまま調査を終えないこと
- 改ざん防止と公文書の信頼性確保 — 電子データと紙媒体の併存による差異の防止、公文書偽造・変造のリスク管理
- 個人情報保護の徹底 — 要配慮個人情報を含む文書の適正な管理と、漏えい時・漏えいのおそれがある場合の報告・調査の徹底
- 職員の私物使用の適正化 — 業務利用時の申請・承認の徹底と、公務で取得した情報の公文書としての保存
- 不服審査請求への迅速な対応 — 最長1年10か月放置されている案件の早期解決